Minox LX  銀塩時代の精密機械 

スパイカメラと呼ばれた銀塩時代の精密機械カメラ、Minox社(外部リンクWikipedia当該頁を開く)製MinoxLXについて理屈をコネる。極小フィルムサイズ故に写真機としては用は限定的であるが、金属製ゆえの、重量感、手触り、精密機械感がハンパない。

カメラメーカーとしてMinoxの名称を知っている人は多くないかなあ。写真だけだとサイズ感がわかりにくいと思うので動画も貼っておく。

この個体は35年位まえに購入したもの。当時はまだヨドバシカメラとかでこれ用のフィルムとか電池とかが普通に買えて、普通にDPEに出せていた。今も探せば出来ると思う。

既述した通り、フィルムサイズが小さいのでサービスサイズプリントでも出来上がった写真はそれなりの粒子感があって、カメラが小さいので手ブレも結構あって、まあ、写りはまあそれなり。それも味であると強がれば強がれる気も当時はしていた。

よくスパイカメラなどと呼ばれたりするけど、暗い部屋でストロボ焚かずに撮影したら、多分手振れと粒子感で、書類の細かい文字は描出できなかったと、個人的には思っている。

まあ、実際はあまりスパイ的には役には立たないけど、スパイではない雰囲気を楽しみたいだけのオジサン達の好い玩具だったと思う。

機械式のカメラや腕時計にはそんな楽しみがある。(Omega Sea Masternの頁Canon New F-1nの頁
Rolleiflex SL2000Fの頁、もお時間あればどうぞ)

この機体、電池をいれればまだ正常に作動する。購入してから一度も不具合を起こした事はない。

それって、スゴクナイ?

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