マイボートは自由の器|実体験から語るボートと海の愉しみ方

マイボートを手に入れてから、人生の中に「海の日常」が入り込んできました。
だからボート遊びは非日常というより、“日常の延長にある遊び”。
その感覚は、実際に何度も海に出るうちに、じわじわと実感として定着してきたものです。

Contents

思いついたら、東京湾をちょっと散歩する日常

風のない穏やかな朝。
「今日いけそうだな」と感じたら、スマホで風速と波高をチェックし、支度をして出航。
ベイブリッジをくぐり、大黒ふ頭を横目に見ながら、みなとみらいを海側から眺める。
そうやって「ちょっと東京湾を散歩する」という気軽な遊び方も、ボートならではです。

この海上散歩については、
▶︎ 横浜ベイブリッジをくぐってみた|東京湾お散歩航海

カヤックを積んで、海から静かな浅瀬にアプローチ

ボートにカヤックを積めば、もっと遊びの幅が広がります。
たとえば、浦安沖の干潟近くに錨を下ろし、そこからカヤックを出してパドルを漕ぐ。
浅瀬の海面すれすれを滑るように進み、岸に近づく時間はまさに海との対話。

▶︎ カヤックを積んでボートで無人の浅瀬へ|干潟探検のすすめ

海の駅に寄ってひと息入れるのも楽しい

航海の途中、海の駅や他のマリーナに寄港して昼食や休憩を取ることもあります。
私にとっては、マリーナは宿泊より“立ち寄り所”としての存在。
そのままレストランに入って一息入れ、写真を撮って、また海に戻るという流れがちょうどいい。

▶︎ 東京湾の海の駅を巡る|昼食と寄港の愉しみ

伊豆大島にも行ってみた、でも滞在はわずか15分

「せっかくだから大島まで行ってみよう」と出航したこともありました。
海は穏やかで、エンジン2機掛けの安心感もあり、実際に大島に到着。
しかし、滞在時間はわずか15分。上陸してお手洗いを済ませ、すぐに帰港。
それでも「自分の船でここまで来た」という達成感はひとしおでした。

▶︎ 伊豆大島へボートで初上陸|わずか15分の寄港体験

シングルハンド操船も、やってみれば慣れてくる

ボート操作は、やってみると案外“筋トレ込みの遊び”です。
ロープの取り回しや中腰の舫い作業は意外と力が要りますが、それも含めて楽しむ気持ちが大切。
私は基本的にシングルハンドでの操船が多く、運転席横のドアから身を乗り出して前方確認したり、右舷の通路を使って前後に素早く移動したりしています。

▶︎ Jeanneau Merry Fisher 895 Sport実艇レビュー|シングルハンドが快適な理由

釣らなくてもボート遊びは成立する

私は釣りをしません。
魚の顔が怖いという個人的な理由もありますが、それ以上に、船の愉しみ方は他にもたくさんあると知ってしまったからです。
遊漁船に頼らずとも、好きなタイミングで好きな場所に行けるのがマイボートの醍醐味。

▶︎ 釣りをしないボートオーナーの愉しみ方|自由こそ最高の贅沢

船上生活を自分で拡張する楽しみ──日曜大工でスノコを作る

マイボートを所有するということは、生活空間をもう一つ手に入れることでもあります。
その空間をどう使うか、どう整えるかを考えるのもまた、愉しみのひとつ。

私は船上の使い勝手を良くするために、すのこ状の床板を日曜大工で自作しました。
寸法を測って、木材を加工し、ボルトで固定する。
その作業自体がもう一つの遊びであり、創造の時間でした。

▶︎ 日曜大工で船にすのこ床を追加|DIYで拡張するボート生活

マイボートは、自由と創造のプラットフォーム

カヤック、写真、浅瀬探検、海上散歩、小さな寄港、DIYでの空間づくり──
やっていることはシンプルでも、心はどこまでも自由になれる。
そしてその自由さが、誰かと比べることのない“自分だけの愉しみ”に育っていきます。

マイボートは、まさに自由と創造のプラットフォーム
そこに立てば、人生がちょっとだけ、面白くなるのです。

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