本ページでは、OM SYSTEMのドットサイト照準器EE-1の使用感や難点について紹介する。これから導入を検討している方の参考になれば幸いである。
なお、この記事の内容はあくまで『理屈コネ太郎』の独断と偏見による私見であり、知ったかぶりであることをご了承いただきたい。
Contents
EE-1の難点とは?
ドットサイト照準器EE-1の最大の難点は、カメラへの取り付け精度が甘く、頻繁に再調整が必要になる点である。
本製品は樹脂製の部位をカメラのホットシューに装着する仕組みだが、樹脂製ゆえに柔らかく、わずかな力が加わるだけで設定が狂いやすい。
例えば、自宅でサイト調整を終えてクルマの助手席に置いたまま移動し、現場に到着すると、すでに照準がズレていることがある。
このため、撮影直前に毎回サイト調整を行う必要がある。
サイト調整の手間
サイト調整の際は、
- 遠くの静止したターゲットをフレームの中心に収める。
- カメラを三脚や固定物に設置する。
- EE-1の照準をターゲットに合わせて調整する。
しかし、これが意外と面倒だ。特に撮影現場では、
- 適切なターゲットが見つからないことが多い。
- 三脚を使用する場合、大型で安定したものが必要になる。
さらに、照準器のダイヤル調整にはクリック機構があるため、超望遠レンズ使用時にはワンクリックの調整幅が大きく、狙いが微妙にズレやすい。
それでも使えるか?
どんな製品でも、使用者の期待が過剰だと「ダメな商品」とレッテルを貼られがちだが、適切な期待値で使えば十分に役立つ。
EE-1は理屈コネ太郎の想定していた「超遠距離ライフル狙撃のように飛ぶ鳥を正確に狙う装置」ではなかったが、超望遠撮影の歩留まりを確実に向上させるツールであることは間違いない。
この製品の特性を理解し、適度な期待値で使用すれば、それなりに満足できるはずだ。
まとめ
EE-1は完璧な照準器ではないが、使い方を工夫すれば十分に実用的なアイテムである。
理屈コネ太郎も、過度な期待を修正しながら、適度な塩梅で活用していく予定。
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