はじめに:動きの中で瞬間を捉える楽しさ
量販店を歩いていたとき、ふと目に入った「OM-1」という名前。これは1972年にオリンパスから登場したフィルム時代の伝説的カメラと同じ名前です。フィルムOM-1は、当時のカメラ業界に革命を起こした小型軽量の一眼レフカメラでした。
50年の時を経て復活したデジタルOM-1。その姿を見たとき、私は心を掴まれました。外観や手触りの良さ、そして小型軽量という特徴を受け継ぎつつ、最新のデジタル技術が詰め込まれたこのカメラに、私は「これだ」と確信したのです。
しかし、かつての私は写真そのものよりもカメラ自体を操作する楽しさを重視していました。今ではその視点が変わり、動きの中でしか出会えない瞬間を記録する「アクション撮影」を楽しむようになりました。
アクション撮影という概念を、写真撮影が下手である事を糊塗するための言い訳というのは、ナイショです。
アクション撮影とは
真面目にお話すると、アクション撮影とは、私の造語で、「撮影者自身が活動して動いている最中に見つけたり感じたりした被写体を能動的かつ意図的に撮影する」という行為を指します。
例えば、以下のような状況が挙げられます:
- ヨットでセイリング中、風下側の乾舷で波が打ち寄せる瞬間を捉える。
- ワインディングロードをGRヤリスで走りながら、木漏れ日の光景を狙う。
- 静かな海でボートをアンカリングし、陽光に照らされた風景を撮影する。
これらの場面は、アクション中でなければ出会えない特別な瞬間ばかりです。私はこれを「アクション撮影」と呼び、それに最適なカメラとしてOM-1を選びました。
OM-1を選んだ理由
OM-1は、アクション撮影において次のような特性を持っています:
- 小型軽量で持ち運びやすい:動きの多い環境でもストレスなく扱える。
- 防滴防塵性能が優れている:天候を気にせず、どんな環境でも撮影可能。
- システム拡張性が高い:撮影シーンに応じたレンズやアクセサリの選択肢が豊富。
特に、フィルムOM-1が掲げた「持ち出せる高性能」というコンセプトが、現代のデジタルOM-1にも受け継がれています。私はこれを手にした瞬間、「これなら動きの中での撮影が楽しめる」と感じました。
過去のカメラ愛と現在の視点
かつての私は写真そのものよりもカメラの外観や操作感に魅了されていました。その頃は、カメラをいじることが目的で、撮れた写真にはあまり興味はありませんでした。
量販店でOM-1を手にしたとき、その外観や手触り、そして「匂い」に至るまで、私のカメラ愛を再燃させる何かを感じました。フィルムOM-1がそうであったように、デジタルOM-1もまた「持ち出したくなるカメラ」としての魅力を備えています。
しかし、現在の私は「動きの中で出会う瞬間を記録する」という新しい楽しみ方を見つけています。それが「アクション撮影」です。OM-1は、過去のカメラ愛を背景に持ちながら、現在の動的な視点にもしっかり応えてくれるカメラです。
OM-1の歴史と継承されたイズム
フィルムOM-1は1972年に登場し、「小型軽量で高性能」という当時のカメラ業界の常識を覆しました。そのコンセプトは、現在のデジタルOM-1にも引き継がれています。
例えば、フィルムOM-1は「外に持ち出せる高性能カメラ」として、多くのユーザーに愛されました。そのイズムは、現代のマイクロフォーサーズ規格と結びつき、小型軽量ながら優れた画質と機能性を提供するデジタルOM-1に具現化されています。
50年という時間を超えても、「手に取りたくなるカメラ」という本質は変わらないのです。
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