パリ旅行記|美しさと混沌が共存する街の魅力

2012年頃に、パリに嵌っていた時期があり、年に数回はパリに出かけて、パリの雰囲気を全身に浴びたものだ。

初めてパリに来て、最初に撮影した凱旋門
こんな手振れの写真も美しいパリ

パリは不衛生だが美しい街だ。排他的だが寛容な場所でもあるという。よく分からない規範に無自覚に雁字搦めになっている日本人の基準では、なんかもうなん無規範な感じである。

モンマルトルの丘で仕事する大道芸人達。今はいないかも知れない。

エッフェル塔やエトワール、ガルニエ、モンモルトル等の観光地周辺には、観光客を狙った詐欺師やスリが多数出没している。観光で食っているはずの現地人は不思議なことに、こうした詐欺やスリを見て見ぬふりをする。だから、自分の身は自分で守らなくてはならない。私的には、こういう観光客にすら過剰な優しさを発揮しない国柄、土地柄にも好感が持てる。

たぶんシテ島にかかる橋からエッフェル塔を撮った写真

パリは不衛生と書いたが、これもあくまで日本人の基準でのハナシ。地下鉄は尿の匂いがそこいらじゅうでしているし、路上は犬や馬の糞がゴロゴロしている。

パリの西にブーローニュの森とよばれる公園があるが、この芝生は犬の糞が一面に敷き詰められている感じ。

ブーローニュの森は犬の糞だらけ

しかし同時にパリは美しい街でもある。景観、食、気候、演劇、学芸とどれをとっても日本では味わえない美しさと高みがある。

若干手振れでピンボケ。それでも、いやだからこそか、パリの美しさが伝わる写真
これは恐らく、凱旋門の屋上からとった写真だと思う。

それから、パリの人は基本的に無愛想だ。パリだけではなく、大陸欧州全体に言える事かも知れないが、小売店の店員でもホテルのレセプションでも北米の人達のようにヘラヘラと愛想笑いなど浮かべない。そういう文化なのだ。

しかし劣等感をもった日本人には、パリの人々のこうした態度が、ちょっとした差別に思えてしまう事もあるらしい。日本人だと思って見下している!と誤解する人もいる。

日本人は、すこし客に過剰に親切すぎるような気が私などはしている。

今回は以上。

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