新シリーズの制作が正式に発表されたSex and the City(SATC)。これまでの6seasons&2moviesの内容をギュっと凝縮してお伝えする。この頁だけで新シーズンAnd Just Like That…に向けての準備は完璧。
当サイトの別ページでは既存の6シーズンと映画2本の全てのエピソードを紹介している(興味ある方はココをクリック)。
本頁はSATCビギナー向けの内容。SATCについて今は全く何も知らないが、新シリーズ視聴までにCatch Upしたいと思っている人。
エピソードが多過ぎてどこから手をつけて良いか悩んでいる人。
そういう人達は本頁をチョロっと読んでくれればそれだけでもう大丈夫。
本頁では、『理屈コネ太郎』が実際に全SATCを鑑賞して、長いSATCをギュっと濃縮して、「これだけ分かれば新シリーズを楽しめる」って情報を記載します。
まずこれまでのSATCは、ドラマ版94話と、ドラマ版のその後を描いた2本の映画で構成されている。ここは是非知っておいて欲しい。
1つの世界観で、1つの時間軸、同じ登場人物達の生活を描いている。今のところリブートも別世界観もない。要は、時間軸に沿ったお馴染みの登場人物達のあれやこれやってハナシ。
SATCドラマ版について3点素晴らしい事がある。第1は1話完結型。第2は1話約30分。そしてどの回も巧みに練り上げられた構造になっていること。
それから、SATCやAJLTについて知っておいて欲しいのは、徹底的にラブコメディーであること。
登場人物たちの業務上の努力や困難はかなり抑えめにしか描かれていないし、シーズン4の真っ最中に発生した9.11同時多発テロについてはシリーズを通して直接的な言及は全くされていないくらい。ちょっとした含意的表現はあるが、ほぼ無視である。(詳細はココをクリック)
それくらい、ラブコメディーに徹している作品だというこことは知っておくと面白いかも。
さて、映画については1本目はなかなか面白かったが、2本目はサマンサのサマンサらしくない行動と、主題となるテーマが分散されてしまった事で、あまり評判が芳しくない。
ドラマの94話は、基本的に主人公の30代女性キャリーが通称ビッグという40代男性と出会い、別れてはくっついたり、そして最終的に2人は固く結ばれるというお話である。ただただそれだけの物語である(キャリーの人物評について興味ある方は”ココ“をクリック。英語版Wikiだが興味深い内容満載)(ビッグの人物像を知りたい人はWiki情報”ココ“をクリック)
因みに、理屈コネ太郎的なキャリーの人物像に興味ある方はココをクリック。
1本目の映画は、キャリーとビッグが結婚する事になるが、その結婚式当日にビッグは結婚式をバックれるという暴挙に出る。
キャリーは怒り、そして憔悴する。その後、ビッグは自分の間違いを恥じて何度も謝罪をしようとするがキャリーに会って貰えない。と、まあ色々とあった末に最後は2人仲良く簡素な結婚式で愛を誓うというハッピーエンド。
2本目の映画は、キャリーとその女友達3人がアラブ世界に旅行して、破天荒な経験をするというお話。この映画では、ビッグは旅行に同行しないので、出番は多くない。しかし、キャリーとの愛を一歩深める行動をするというハッピーエンドのお話。
以上の事を知れば、これまでの全話と2本の映画の大筋は十分。
より深い知識をお求めの方向けの情報として、キャリーにはほぼ同世代の友人が2人、ミランダとシャーロットがいて、ちょっと年長の友人サマンサがいる。この4人がよく一緒に食事をしながらセックスライフにつて楽しくお喋りする4人組だ。
よくSATCのポスターなどで颯爽とポーズを決めているあの4人組がこの人達。
キャリー、ミランダ(Wiki情報はココをクリック)、シャーロット(WIKI情報はココをクリック)、サマンサ(Wiki情報はココをクリック)は4人4様の恋愛観・人生観を持ち、それぞれの主義にしたがって恋愛やセックスを楽しんでいる。
ここで、キャリー以外の3人について少し説明したい。
ミランダ(ショートの人)はハーバード出の弁護士で、成功した弁護士として描かれている。スティーブというバーテンダーを職業とする善人を夫にもち、彼との間に男の子が1人いる。
シャーロット(セミロングの人)はクリスチャンであったが、ユダヤ人の恋人と結婚するためにユダヤ教に改宗した女性。最初の結婚はスコットランド系アメリカ人の脳神経外科医であったが、妊活についての考えの違いから離婚する。その際、シャーロットは夫からマンハッタンの豪奢なアパートを譲り受けた。その後ユダヤ人の弁護士と結婚し、失敗続きの妊活につかれて、中国から女の子の養子を迎える。そして、その後に妊娠もして、2児の母として生活している。
サマンサ(金髪長身の人)はPR会社を経営するビジネスウーマン。性に奔放で、ときどきセコい行為もするが自分の価値観に従って生きる自立した女性だ。ある日偶然見出したスミスというイケメンをスターにすると決意したサマンサは、PRプロフェッショナルのスキルを発揮してスミスを本当に映画スターに育ててしまう。当然、スミスとサマンサは男女の関係であったが、サマンサはスミスを気にせず他の男達とも自由にセックスをエンジョイするために、スミスと別れる。
『理屈コネ太郎』的には以上さえ知っておけば、新シリーズを見るうえで困る事はない。
ああ、そおそお、新シーズンにはサマンサを演じたキム・キャトラルが出演しない事を明言していて、実際にキム抜きで新シーズンは制作されるようだ。
キム・キャトラルとサラ・ジェシカ・パーカー(SJP)の不仲は少し前から噂されていて、実際、トークショーなどでキムはSJPに対する良くない印象を吐露している。
Kim vs SJPについては、いつか別のページで少しやるつもり。請うご期待