9.11米国同時多発テロは、2001年9月11日、日本時間の午後9時46分に発生しました。当時、『理屈コネ太郎』は職場のテレビで、世界貿易センタービルが倒壊する映像を見て、よくできた特撮だなと暢気に思っていました。
しかし、それが特撮ではなく実際の事件だと知り、次第に湧き上がる言いようのない戦慄を、今でも鮮明に覚えています。
この事件を契機に、その後の世界ではさまざまな出来事が起きました。マンハッタンにいた人々の心には、一生癒えない何かが刻まれ続けていることでしょう。
2001年9月11日はちょうどSATC(『セックス・アンド・ザ・シティ』)のシーズン4が放送中の時期でもありました。事件前の放送は8月11日、次の放送は2002年1月6日と、約5か月の間が空いています。
お時間のある方は、ぜひシーズン4エピソード13「The Good Fight」をご覧ください。SATCがどのようなシリーズか、少し理解できるはずです。
他のページでも述べましたが、SATCでは主人公たちの苦労や社会的な惨劇は描かれません。作品は徹頭徹尾ラブコメディであり、説教や規範を押し付けることなく、キャリーのモノローグや物語の流れの中で、アメリカ社会が経験した悲劇や苦痛を上手に表現しています。米国エンターテイメントの層の厚さを感じさせる作品です。
SATCが今もなお支持される理由のひとつだと、『理屈コネ太郎』は考えています。
以上。