Sex and the City は1998年から2004年まで6シーズンにわたり放送された連続ドラマと、2本の劇場版映画で構成される。
途中、例の9.11で暫く放送されていなかった時期がある。
主な登場人物は、主人公のコラムニストのキャリー・ブラッドショー、
弁護士のミランダ・ホッブス、
画商のシャーロット・ヨーク、
PR会社経営者サマンサ・ジョーンズ。
そしてキャリーと数回の交際を経て結婚する男、通称ビッグ。
この5人が主な登場人物。
この5人は6つのシーズンと2本の映画で重要な役割を担っている、不動の5人なのだ。
女性4人のうち、サマンサを除く3人は恐らく30代中盤、サマンサはそれより数年くらい年長かも。因みにサマンサを演じたKim Catrallの当時の実年齢は41歳くらい。
ビッグは42~4歳くらいだったと思う。
皆、それぞれの世界で通用している、経済的に自立している立派な社会人である。
キャリーはニューヨークの新聞にSex and the Cityというコラムを連載している。
彼女の豊富な異性交遊歴からは想像つかないが、実はロマンティックラブイデオロギー(←詳細はWikipediaの関連頁を参照されたい)の持ち主。
キャリーの人物設定等は英語版Wikipediaに詳しいので、時間のある人は読んでみてください。ココをクリック。
ミランダは成功した企業弁護士。4人の中ではキャリーに一番共感できる感性の持ち主。
キャリーほどではないがロマンティックラブの人である。ミランダ・ホッブスの人物設定等は英語版Wikipedeaに詳しいので、ココをクリックして下さい。
シャーロットは画廊に勤める画商。完璧な夫婦や家庭を構築する事に過剰な情熱をもっている理想主義者。男性に過大な期待を抱いている。自分に相応しい男性がなぜ出現しないのか常々疑問に思っている。シャーロットの人物設定その他は英語版Wikipediaに詳しい。興味のある方はココをクリック。
サマンサは他の3人よりやや年長で、広告会社を経営している。男性を良く理解していて、基本的には男性にセックス以外の期待を抱かないが、薄情なわけではない。自身の価値観にのみ基づいて行動する。
「ビッグ」はキャリーが恋人につけた愛称で、本名はジョン・ジェームス・プレストン。
実業家であり、キャリーとは基本的に相思相愛である。彼自身はキャリーと出会うまでに愛の喪失を体験したり、離婚を経験している。
その結果、女性との関係性構築にやや複雑な理念体系をもっていて、それがキャリーを悩ませ、時に傷つける。
Sex and the Cityは、基本的にはキャリーとビッグの出会いから結婚までのドタバタかつシリアスなハナシである(映画版2はちょっと違う)。
主人公キャリーの視点からは、人を愛する事についての成長の物語であり、ビッグの視点からは愛の喪失や離婚の痛手から再生する物語でもある(しかし基本的に本作はキャリーの一人称モノローグなので、ビッグの視点は出てこない)。
本作をより楽しむたの幾つかポイントを挙げてみたい。まずは、字幕版で観て欲しい。吹替版は字幕版に比べて声優演技という点が加えられていて、本来とは趣の違う作品になっている。
つぎにI love youという文の意味が日本語の「愛している」とはかなり含意が違う事を意識して欲しい(当Site内のSeason 2 Episode 10、あるいはSeason 3 Episode10を参照されたい)
そして、”judgmental”という言葉が4人の間で頻繁に出てくること。judgmental とは、話しを細部まで聞かずに善悪を判断する姿勢や行動の事。4人は他人がjudgmentalな態度を自分に向ける事を嫌っている。
以下、season毎に全話をまとめてみたので、お時間のある時にお楽しみいただければ幸甚である。
Season1 全12話 全Episodes紹介済⇒ここをクリック
Season2 全18話 全Episodes紹介済⇒ここをクリック
Season3 全18話 全Episodes紹介済⇒ここをクリック
Season4 全18話 全Episodes照会済⇒ここをクリック
Season5全8話 全Episodes紹介済⇒ここをクリック
Season6 全20話 全Episodes紹介済⇒ここをクリック
映画版Sex and the City ⇒ここをクリック
映画版Sex and the City 2 ⇒ここをクリック
ところで、劇中の主人公である、キャリー・ブラッドショーに対する、米国人目線からの人物評価が完成しつつある。キャリーの人物評について興味あるかたは、英語版Wikipediaであるが、非常に興味深い事柄が書いてあるので、是非いちど英語の不得手の方は勉強のつもりで、得手の方はお時間のある時にでも覗いみて下さい。英語版WikipediaのCarrie評はココをクリック。
また一方、サマンサを演じたKim Cattralが出演したインタビュー番組で非常に興味深い事を喋っている。これも英語が不得手の人は勉強のつもりで、得手の人はお時間のある時に見てみると面白い。ココをクリックしてみて。
それから、ココもクリックしてみて。サマンサを演じた女優、Kim Catrral の英語版Wikipediaがある。そこには、彼女が今まエンタメ界で活躍している様子がわかる。そして、彼女の弟の死についても。
全く別のインタビュー動画(ここをクリック)だが、Kimはまだ美しく、そして色々な経験をした1人の女性として、彼女なりにサマンサという役柄を真剣に受け止め演じていた事がわかる。
Kim CattralがSex and the City3に登場しない理由については今後も色々な憶測が飛び交いそうだが、そういうものも含めて、私達に個人の視野を広げる一助にじなってくれると思う。
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