まず答えから。
Episode4⇒Episode6⇒Episode3の順に見て欲しい。この3作を観て、もしも興味や疑問が湧くようなら、欠けたパーツを埋めるように他の作品を鑑賞すれば良いと思う。
Episode1~9の映画作品は、3-3-3の3つの3部作から構成されているが、直近(2022年7月現在)の3部作である7~9は、よほど観たい人以外は観なくても構わないと思う。
さて、4、6、3の3作品をこの4⇒6⇒3の順番で観るべき理由を少し述べてみたい。
まずEpisode4は、STAR WARSの最初の作品なので、本作を堪能するために必要な予備知識が全て揃えられていることが、最初に観るべき作品として『理屈コネ太郎』が推す理由。
そしてもし、4を面白いと感じなかった人は、そこで離脱しても良いのだけれど、別ルートとして一応念のためにEpisode1と3を観る事を奨めておきたい。
1と3をみると、4への印象と解釈が相当に変化すると思うから。
4と1と3を観てたいして面白く感じなければ、たぶんSTAR WARS世界とは縁がなかったと思って宜しいと思う。
4を観て面白いと感じた人は、次に6を観て、その次に3を観てくれれば愉しめるはず。
少し脱線するが、Episode2、5、8はすべて3部作の真ん中の作品だが、どれもイマイチ存在意義が薄いというか、別に観なくてもそれほど支障がないように思われる。
だから、1、3、4、6の4作のみででSTAR WARSの核心には特段の支障なく触れられると思う。
え、Episode7~9はどうしたって?
『理屈コネ太郎』はこれまで何度も7~9を鑑賞しようと試みたが、どうしても開始直後から猛烈な睡魔に襲われて寝入ってしまい殆ど観ていないので、7、8、9について意見を言える立場にないのだ。
あるとき、7、8、9をSTAR WARS作品ではなく、それぞれ独立した別々のSF映画として観てみようとしたが、やはり眠ってしまった。
話を最初に戻すと、4⇒6⇒3の順で鑑賞すればSTAR WARS世界の核心にまあまあ触れられるという事を強調しておきたい。あとは、既述したとおり欠けたピースを埋めるために興味のある作品を観れば十分に愉しめると思う。
因みに主流のEpisode1~9からは離れるが、Rogue Oneは単体で素晴らしい映画である。しかし、最初に観る作品としてはおススメしない。3と4を観て勢力地図や用語に馴染んでから見ると、感動で鳥肌立つこと請け合いである。
実写ではないが、3Dアニメの”クローンウォーズ”や”反乱者たち”はなかなか面白い作品なので、お時間があれば鑑賞する価値はあると思う。多数の魅力的なキャラクターが一人ひとり詳細に描写されている。
とくにクローンウォーズ”で初登場したキャラクターのアソーカ・タノはアナキンの弟子として活躍する女性のジェダイ。時系列的には6以降のマンダロリアンかボバフェットにも実写で登場する、強くてチャーミングで優しい女性だ。
アソーカ・タノはジェダイ評議会への失望から騎士団を離れて独自の道を歩むが、”反乱者たち”でフォースの感応によってかつての師匠アナキンが帝国軍に在って今は敵対する立場だと知って気を失う場面は、アラカンジジイの胸を締め付けた。
アナキンとアソーカの関係性は、アナキンとオビワンの関係性に匹敵するほどの強さと豊かな機微に富んだものだった。
今となっては、後日譚シリーズの主人公はこのアソーカこそが相応しかったのではないかと思ってしまう。
アソーカとルークが主人公を務める後日譚だったら、かつての評議会のカビの生えた陳腐な掟を捨て去って、進歩したジェダイ騎士団がシスの残党と戦うという素晴らしい後日譚が描かれていたと思う。
もしそうだったら、きっと眠気など全く感じずに7~9を鑑賞できた筈だ。あ、でもわかんないな。7~9の制作陣は、あのルーク・スカイウォーカーをあれほど無意味な感じで描ける人達の作品だから、アソーカも酷い描かれ方をしたかも知れないし。
話をまたもとに戻そう。
ま、とにかく、まったく予備知識ない人がSTAR WARSを鑑賞する順番は4⇒6⇒3の順で3作品を観るって事でよろしく!
そのあとは個々人のお好み次第で宜しいと思う。