このシリーズは、肝臓篇上下巻、胆道篇上下巻、膵臓篇、消化管篇、泌尿器・婦人科編で構成されている。
内容は、同一症例の、現病歴、超音波エコー像、CT画像、手術標本像、病理像を供覧できるという、実に素晴らしいものに仕上がっている。
私は肝胆膵の解剖を立体的に把握するのが苦手なので、この領域の診療には常に恐怖心を少なからず抱いていた。しかし、本シリーズを数回観たあとは、疾病とエコー像と立体解剖が頭の中でリンクして、以前よりスキルが向上したと実感している。
因みに、書店で私が購入した際の定価を記載していおく。肝胆膵消化管の各巻は24000円(税抜)、泌尿器・婦人科篇は28000円(税抜)であった。内容(とその手間)を考えると、バーゲンセールだと思う。
虎の門病院の消化器内科と臨床整理検査部のご担当者とDVD制作関係者にはただただ感謝しかない。
アフィリエイトを貼るためにアマゾンで調べて現状の価格には驚いた。大都市の大型書店にはまだ在庫が残っている可能性があるので、欲しい人は問い合わせてみるとよいかも知れない。
肝臓篇上下巻と消化管篇は、アマゾン価格が非現実的すぎるのでアフィリエイトを貼らなかった。