さくらももこワールド炸裂の、一見ハチャメチャ漫画だが、どこか、不思議と一本スジが通っているようなそんな作品。
著者が他界した事で本作は4巻までになったのかなあ?
不思議の優しさと小意地の悪さ、心が広いと思えば小さい、可愛いけど怖い登場人物達。
彼らの生まれやこれまでの経歴はあまり詳らかではない。
COJICOJIは毎日学校帰りに同級生と家路につくが、だれ1人としてCOJICOJIの家を知らないのだ。
『理屈コネ太郎』的には、こういう所は桜ものこの孤独癖のあらわれではないか…と思えてしまう。
さくらももこの作品は、条理的だが不条理で、彼女のあたまの中のストーリーをどこか外国風の見知らぬ土地で得体のしれない登場人物達に演じさせているようにも見える。
この漫画と比肩しえる作品はちょっと思いつかない、とにかく自分でよんで自身でご判断戴きたい。
以上ん。
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