机のまわりを掃除していたら、本の奥からCASIO HSとRICOH CAPLIO GX100が埋まっているの発掘した。
RICOH CAPLIO GX100は『理屈コネ太郎』が初めて購入したデジタルカメラだったと思う。たしか2007年頃に、ヴェネツィアとイスタンブールの旅行を記録するために買ったカメラだ。
スペック的には下記の如く。
有効画素1001万画素 (総画素数1030万画素)、1/1.75型原色CCD、
焦点距離:f=5.1~15.3mm (35mm判カメラ換算 24~72mm)、
明るさ(F値): F2.5~F4.4、
デジタルズーム:4倍 光学併用 最大12倍、
マクロ撮影距離:レンズ先端から約0.01m~∞(広角)、レンズ先端から約0.04m~∞ (望遠)、レンズ先端から約0.01m~∞ (ズームマクロ)、
シャッター速度:180、120、60、30、15、8、4、2、1~1/2000秒、
画素数(静止画):3648×2736、3648×2432、2736×2736、3264×2448、2592×1944、2048×1536、1280×960、640×480
このカメラの気に入っているところは、機体そのものが非常にコンパクトなのに、沈胴式ズームレンズがついていて、別体だけどEVFも装着できるところ。
ヴェネツィアでもイスタンブールでも、膨大な数の写真を撮影させてくれた、素晴らしいカメラだった。
丁度良いのでヴェネツィアとイスタンブールの写真を少々。まずはヴェネツィアから。
この写真をみると、この景色を見た瞬間のトキメキを今でも思い出す。
ああ、甘美な思い出だろう。
ヴェネツィアはどこも観光客ばかり。自分もその1人だから文句は言えないけど。
どの店も屋内に入るとエアコンがバッチリ効いているのに、観光客の眼に触れる場所に室外機が置かれていないのはさすが。
なんとなく撮影したパドヴァ郊外。ここには、欧州で? あるいはイタリアで2番目に古い名門パドヴァ大学がある。そこに留学していた知人を訪ねてのイタリア訪問。
ヴェネツイアの駅を出て最初に眼に入る光景。
マスカレードで使用されるであろう仮面はこんな感じだったのだろう。これは展示物だったか、お土産品だったかは覚えていない。
美しい街並み。エアコンの室外機は全く見えないのはさすがである。
ヴェネツィアといえばゴンドラ。
青く突き抜けた空、背景の島、皆もに煌めく日の光。
ああ、なんて美しいのだろう。
サンマルコ広場でハトと戯れる観光客。
次は、イスタンブールの写真を。
これらは全てRICOH GX100で撮影したもの。けっこう良く撮れていると思う。拡大してみると、すぐに粒子が荒くなるのは、センサーサイズと画素数のせいかな。
久しぶりに電源を入れてスイッチをいれたら、まだ正常に動きそうだ。その動きはやたら緩徐で、古臭さを感じるがこれもまたアジとして捉え、また現役に戻してあげようとおもう。幸い、充電器もスペアのバッテリーもあるし。
CASIO HSはコンデジで初めてブラケッティング撮影が出来る機種だったと思う。露出量で3段階、もうひとつコントラストとかで3段階。3段階×3段階で全9枚の写真が撮影できるというギミックだった。
これに惹かれて購入したが、どうもしっくりとせず、ただ写真を無駄にに撮影しているだけの気分になり、3×3ブラケッティング機能はすぐに使わなくなってしまった。
購入は2012年くらいかなあ、定かではありませぬ。
機体は前出のRICOH GX100より一回り大きく、造作の質感も高い。このカメラにはチルトするモニターとズームレンズが実装されているが、VFはない。ホットシューもないので外付けVFもなさそうだ。
きちんと取説を読めばそれなりに使用できたカメラだったのかも知れないが、このカメラの取説は確か一行も読んでいなかったと思う。
今回、よい機会なので取説を少し読んでみよう。
スペック的には、
1/1.7型高速CMOS(裏面照射型)、総画素数:1276万画素
静止画:RAW / 12M(4000×3000) / 3:2(4000×2656) / 16:9(4000×2240) / 8M(3264×2448) / 3M(2048×1536)
連射:30枚/秒、15枚/秒、10枚/秒、5枚/秒、3枚/秒(最大画像サイズ4000×3000)
F値:F2.8、
焦点距離:f=6.0~64.2mm(35mmフィルム換算:約28~300mm)、光学ズーム10.7倍、プレミアムズーム併用時21.4倍、デジタルズーム4倍、HDズーム/デジタルsズーム併用時最大83.5倍(3Mサイズ)
撮影距離:(レンズ先端から)オートフォーカス:約10cm~∞(W端)、マクロ:約5cm~50cm(W端から4段ズーム時)、スーパーマクロ:約5cm~約50cm、マニュアルフォーカス:約10cm~∞(W端)
このカメラのセンサー、裏面照射型なんだって。いま見てみると、連写性能やF値やズーム性能も高い。ちょっと驚いた。たぶん、操作系が『理屈コネ太郎』には合わなかったのかなあ、快適に使った印象がない。
使用感については殆ど記憶がないのだが、フランクフルトにもっていって結構たくさんの写真を撮ってきたらしい。
うん、やっぱり良く撮れているなあ。
電源をいれてスイッチを操作するとスムースにまあまあ速く動く。これもまた、現場に連れ戻してあげようと思う。幸いスペアのバッテリーもまだあるし。
古いカメラを発掘したついでに、古い写真を見なおすと、色々と当時の感動や感慨が蘇ってくる…と、今回はそういうお話でした。
以上。
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