今の生活をやり直したいと思っている人、多いと思う。落ち着いた生活をしたい…と思っている人も多いと思う。
いわゆる、きちんとした社会人の要件はそれほど多くない。
『理屈コネ太郎』が考えるきちんとした社会人の要件は下の4点のみだ。
第1に、人に言える方法で生活を自力で営める稼ぎ力がある事。(お小遣い稼ぎに風俗や水商売は全然オッケー)
第2に、税金や保険料の滞納がなく、かつ信用情報に悪い履歴がない事。(2年間債務不履行がなけれえばそれで履歴はクリアされるはず)
第3に毎月の収入をヤリクリして少しずつ貯金を積み立てて将来に向けての予備力を蓄えつつあること。
第4に今後の収入アップに向けて戦略的な展望を持って戦術的に行動している事。
この4点さえ満たしていれば、どんなに奇抜なファッションセンスでも、どんなに不思議な行動様式でも、どんなに理解不能な性格でも、誰にも後ろ指さされる事はない。
堂々と、大手を振って闊歩できる。
換言すると、それこそが『自由』と呼ばれる概念の最小単位。
もっともっと大きな自由もあるが、まずはココからが自由のスタートだ。
周囲に知られて問題ない職業は余程の例外がないかぎり収入はあまり高くない。だから、まずはその収入範囲内での生活を心がけることだ。
税金や保険料の徴収は、正規雇用ならば会社が手続きをしてくれるので、その場合には全く考える必要がない。知っておくべきなのは、税金や保険料が給料から天引きされるので、手取り額が少なくなること。
正規雇用でないなら、納税や保険料納付の知識が必要だが、それはこれから学べばよい。まず役所に行って質問してみればいい。「きちんと納税したいのですが、納税額の計算方法がわかりません。教えて下さい」と言えばいい。
1回行っただけでは絶対に分からないから、何度も行けばいい。ネットで税金の事を調べて都度つど知識を蓄えて、何度でも教えて貰いにいけばいい。
ところで、役人というのはきちんとした社会人の代表格だからか、どんな質問にも何度でも答えてくれる。態度は悪いかもしれないが、絶対に回答してくれる。
そこで注意点。何度も質問しに行けばいいと既述したが、教えて貰うという真摯で謙虚な態度を維持すること。
それから、少しずつでも進歩する事。
教える人も本気で教えて貰うという気持ちのない相手には真剣になれないし、進歩しない相手に教える意味は見いだせない。役人も人間なのだ。ハートがあるのだ。
さて、いま『理屈コネ太郎』が発信したい読者は、若さ故に上記の4要件を満たせぬまま現在まで過ごしてしまったが、なんとかきちんとした社会人に戻りたいと思っている人達。
ようするに、まずは最小限の自由を手に入れたいと思っているひと。
まず、きちんとした社会人(この表現も陳腐だが、重要だ)になるために上記4点を目指して欲しい。
覚悟して欲しいのは、思い立って今すぐ行動を始めても、すぐには結果が出ないこと。
普通、自分の収入だけで生活できるようになるのに数年はかかる。正規雇用先を見つけるのにも数年かかるかもしれない。
もしかしたら、資格や学歴、業務経験や特別な技能が必要かもしれない。
すぐに今の自分にマッチする職業や環境には出会えない。
それまでのあいだ、今までと同じ方法で生活費を稼ぐことは不味い方法では全然ない。だってとにかく、今を生きる事が大切だから。
今を生きつつ、近い将来に大手を振って闊歩するためにとにかく前に進もう。
最期に1点だけ注意しておきたい。もう一度やりなおす覚悟を決めたら、決して知恵の在りそうな親切そうなシロウトに大事な相談をしてはいけない。
知ったかぶりのガセネタ以上に、若い人を路頭に迷わす誤情報もないのだ。
こういう人は無責任に知ったかぶりをするので、却って混乱を巻き起こすだけだ。あの人はああ言ったのに、この人はこお言ったって矛盾に悩むのは無意味だ。特に酒の席での質問は絶対にしない方がいい。
そんな事するより、役所に行って質問する。あるいは報酬を支払って税理士に相談する。報酬を支払う余裕がなければ、役所とか税務署に行って、教えて貰うって姿勢で教えてもらおう。
日本の仕組みの運営は役所が担っている。つまり、ブラックとホワイトの境目を知っている最強の当事者が役所の担当者なのだ。
グレー領域をホワイトと判断するも、ブラックと判断するも実務レベルでは役所。
余談だが、なにか新規に事業を起こす時は知恵者はかならず当局に直接質問しにいく。そして役所の担当者が納得するようにビジネススキームを変更させつつ、採算分岐点超えを狙うのだ。
だって、新ビジネスを開始したあとで役所にダメだし食らったら無駄がハンパないでしょ。
色々と述べたが、きちんとした社会人の要件は上記の4点。
これら4点を満たすには数年かかるかもしれない。
分からない事があれば、知ったかぶりの素人ではなくて、所管する役所の担当者か、報酬を支払って税理士に相談する事。
この記事を読んだ人の中から、まずは最小限の自由を手に入れる勇気を持つ人が出現することを心から願って。
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今回は以上。
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