ノートe-POWER 4WD 10万キロ走行で見えた実力

日産ノートe-POWER 4WD(以下、ノート)が走行距離10万キロを突破したので、理屈コネ太郎としての正直な感想を述べたい。

まず、ノートの唯一の欠点から触れておく。
それは、スポーツカー的な要素が皆無であること
この点を除けば、ノートはほぼ完璧なクルマ だ。

ナビの仕様については別の記事(👉 [詳細はこちら])で触れているため、本記事では評価対象としない。

Contents

ノートe-POWER 4WDの満点評価ポイント

  • 燃費性能
  • 走行性能と走破性
  • 小回りの良さ
  • 充実した安全装備
  • 広い積載スペース
  • 優れた乗り心地
  • 4人が快適に乗れる空間
  • 端正なデザイン

高速道路から下町の狭い道、山間部のぬかるんだ細道まで、ノートはどんな環境でも快適に走る
電動車特有のスムーズな加速と見切りの良さがあり、長時間運転しても疲労を感じさせない。

10万キロ走行後の驚き

最大の驚きは、「ヤレた感じ」がまったくないこと だ。
ダンパーは5万キロ時点で交換したため、現在の使用距離は5万キロ程度だが、それを差し引いても新車のような剛性感 が保たれている。

過去に乗ったクルマの中で、10万キロをこれほどノートラブルで超えた車は少ない。
参考までに、これまでのクルマの走行距離を振り返る。

  • プジョー208(約7万km):全損事故により廃車
  • シトロエンC3(約8万km):タイミングベルト切れで廃車
  • シトロエンC3(前モデル)(約7万km):トランスミッション故障で廃車
  • BMW E36 M3(約14万km):小トラブル多発で倉庫保管中(現在、公道復帰作業中 👉 [詳細はこちら])

多くの車は10万キロに達する前に、エンジンやミッション、デフマウントに「隙間」や「ガタ」を感じる
しかし、ノートにはそれが一切ない。

駆動用エンジンやトランスミッションを持たない構造の恩恵もあるが、それを差し引いても車体の剛性感や操作系の精度は驚異的 だ。

シリーズハイブリッドの恩恵

ノートe-POWERは発電用エンジンとバッテリーの組み合わせにより、
発電エンジンの出力を超えるシステム出力を一時的に発揮する ことができる。

この仕組みにより、

  • 電動車ならではの滑らかで力強い加速
  • 疲れにくい乗り心地
  • ガソリン車のような運用のしやすさ

が絶妙にバランスされている。

当初、最初の車検前に買い替えを予定していた
しかし、欠点が少なく、10万キロ走行しても「ヤレ」を感じない ため、買い替えを躊躇している。
このまま車検を通して乗り続ける可能性が高い。

日産に期待すること

ノートe-POWER 4WDは、
スポーツカー的要素を求めないユーザーにとって 満点のクルマ だと確信している。

環境性能とは無関係に、日産のシリーズハイブリッド技術は「クルマを良くする技術」 だと実感する。

しかし、最近の日産の決算はあまり芳しくないらしい。
だが、日産はFRベースの四駆(GT-R)を開発し、電動車の新しい形(e-POWER)を生み出し、超精密なトラクションコントロール(e-POWER 4WD・e-4ORCE)を実用化したメーカー である。

もっとシンプルに、日産らしい「良いクルマ」を突き詰めていけば、
日産にしか切り拓けない活路が必ずあるはず

実際、日産は他社が太刀打ちできない素晴らしいクルマを作っているのだから。

日産、いいクルマを作ってる。間違いない。


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