ノートe-Power 4WD|長距離が快適すぎる理由と意外な発見

日産ノートe-Power 4WDは長距離移動に驚くほど快適なクルマだ。

これまで比較的軽量級クルマばかり乗ってきた筆者(理屈コネ太郎)にとって、その快適さは歴代所有車No.1といってもいい。特にプロパイロット搭載車と非搭載車では別次元の差がある。

Contents

長距離移動がラクな理由

  1. モーター駆動のスムーズな加減速
    • 前後の揺れが少なく、身体への負担が軽減。
  2. 意図通りの加速でストレスフリー
    • 高速道路での車線変更がスムーズ。
  3. プロパイロットの恩恵
    • 慣れると運転操作が減り、渋滞時もラク。
  4. 安全運転支援機能の安心感
    • 合流・車線変更・狭い道の視認性向上。
  5. アラウンドビューモニターの便利さ
    • 縦列駐車や狭い場所での駐車が簡単。

想定外の仕様と初期の落胆

当初、e-Power 4WDの前後モーターが短時間でも最大トルクを同時に発揮できるものだと思い込んでいた。ところが実際に乗ってみると、その仕様にはなっていないことが判明。お客様相談センターに問い合わせても「前後モーターの最大トルクを同時に出せる仕様ではない」との回答。

正直、落胆した。

プロパイロットも、取扱説明書を読んでも設定が勝手に解除されたりして理解しづらく、不満が募った。納車直後に「いい!」と思えたのは、スポーツモードでの加速だけ。

ワインディングを走らせても特筆すべき点がなく、駆動用バッテリーがすぐに不足し、何もワクワクしない。GRヤリスと比べて「凡庸なクルマ」という印象だった。

評価が激変した理由

ワインディングを諦め、景色を楽しんだり、これまで入ったことのない道へ行く探索モードに切り替えたことで、ノート4WDの真価に気づいた。

  • コンパクトな車幅と4WDの安心感
    狭く、ぬかるんだ道も気にせず進める。
  • GRヤリスでは行けなかった場所へ行ける自由
    車幅が1800mmを超えるGRヤリスでは入りづらい道も、ノートならスッと入れる。

「何も起きない」ことの素晴らしさ。

16歳でバイクの免許を取ったとき、18歳で初めて車中泊したときの「どこへでも行ける自由」を思い出した。クルマの楽しさの本質を再発見した瞬間だった。

ノートe-Power 4WDの気になる点

  1. プロパイロットの操作性が難解
    • 概念が分かりづらく、使わない人も多いかも。
    • 他人にハンドルを任せるときはOFFにしそう。
  2. 電子スイッチの操作性
    • ON/OFFの間に微妙なタイムラグがあり、目視確認が必須。
    • せっかちな人には不向き。
  3. インターフェースの分かりづらさ
    • 表示や設定の機能が複雑に枝分かれしすぎて直感的でない。
    • スマホ的な難解さを感じる。
  4. フロントガラスの視界が悪い
    • 傾斜が大きく、雨天時に水滴が流れにくい。
  5. 4WDのデメリット
    • 2WDに比べて加速が鈍く、燃費も悪い。
  6. ナビの使い勝手が悪い
    • Googleマップと比較すると目的地検索や入力の利便性が劣る。

総評

走りに期待しすぎると「凡庸なクルマ」と感じるが、視点を変えれば「どこへでも行ける自由」を感じさせる素晴らしい相棒になる。

ノートe-Power 4WDは、運転そのものの楽しさではなく、移動することの楽しさを最大限に引き出してくれるクルマだ。

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