プレジャーボートの保管|海上係留 vs 陸上保管

本記事では、プレジャーボートの「海上係留」と「陸上保管」について、それぞれのメリットとデメリットを整理し、個人的な見解を交えて解説する。どちらの方法を選ぶかは使用頻度や維持管理の手間、コストなどによって変わるため、自身のスタイルに合った選択の参考にしてほしい。


Contents

海上係留のメリット・デメリット

桟橋に、モーターボートとヨットが2台並んで係留されている。
海上係留だと、舫いを解けばすぐに出航できる。

メリット

  • すぐに出航可能:舫いを解くだけでいつでも海に出られる。
  • マリーナの営業時間に左右されない:自由なタイミングで航行できる。
  • 愛艇の眺めを楽しめる:常に水上に浮かぶ姿を見られる。
  • マリーナステイが可能:艇上で過ごす時間を満喫できる。

デメリット

  • 定期的な船底メンテナンスが必要:フジツボや海藻の付着を防ぐため、年1~2回の清掃・塗装が必要。
  • 浸水リスク:シャフト艇やドライブ艇では喫水下に開口部があり、点検を怠ると浸水の危険がある。
  • ドライブ艇は注意が必要:ゴムブーツの劣化や腐食の影響が大きいため、海上係留を制限するマリーナもある。

陸上保管のメリット・デメリット

陸上保管は船の機関部や摺動部の痛みは極めて少ないが、海上に下ろすのはマリーナの営業時間内が原則

メリット

  • 機関部や駆動部が痛みにくい:海水による腐食や劣化のリスクが低い。
  • 船底メンテナンスの頻度が少なくて済む:フジツボの付着がなく、塗装やクリーニングの負担が減る。
  • 電蝕リスクが低い:アルミ艇の場合、海水からの電食を防げる。

デメリット

  • 出航はマリーナの営業時間内:クレーンなどを使用するため、営業時間外には出せない。
  • 手間と費用がかかる:毎回、船を降ろしたり揚げたりする作業が発生し、その都度コストがかかる。
  • 乗り降りが不便:船台上での乗り降りが高所になり、マリーナステイを許可していない施設も多い。

自身の選択:海上係留

現在、ヨットもボートも海上係留を選んでいる。理由は単純で、週に数回出航するためだ。頻繁に乗る場合、手間や時間を考えると海上係留の利便性が勝る。


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