中高年男性が不快な音を発することが多い理由と、そうした中高年男性にどのように対応すべきかについて、還暦男性である理屈コネ太郎が自戒を込めて解説する。
まず、ここで述べる内容はあくまで私の主観によるものであるので、その点をご理解いただければ幸いである。
中高年男性が出す不快な音の代表例として、睡眠時のいびき、強烈なくしゃみ、食事中のクチャクチャ音、爪楊枝を使ったシーハー音、舌打ち、げっぷ、大声であくび、鼻をかむ音やすすり音、ちょっとした動作の際の気合、さらには謎のうなり声などがある。これに加えて、音ではないが貧乏ゆすりもよく見られ、不快感を与える要因の一つである。
いびきは意識がない状態で起きるため、自分ではどうしようもない場合があるが、その他の音は意識すれば防げるものばかりである。実際、多くの女性はこれらの音を抑える努力をして、周囲に不快感を与えないようにしている。女性ができるのであれば、男性にもできるはずである。
では、なぜ中高年男性はこれらの不快な音をためらいなく発するのであろうか。粗野でデリカシーに欠けるといえばそれまでだが、そこには一定の共通項というか傾向があるように思われる。
まず第一に、自分がその場で一番偉いと思っている男性ほど、不快な音を出すことにためらいがない。ボス猿が大あくびしているような気分なのだろう。よく言えば油断している、悪くいえば周囲に人を見下している。
男性社会では、特に反社の世界でより一層顕著に見られるが、序列が非常に重要で、序列上位の人や大事な取引先の前ではまるで借りて来た猫のように大人しくふるまい、不快な音を控える傾向がある。しかし、そうでない場合には、彼らは気を使わずに不快音を出す。つまり、音を出さない理由は、その場で気を使う必要性を感じている時だけなのである。
第二は、不快な音を出す中高年男性は、周囲がそれをどう感じるかを想像できないこと。不快な音に対する苦情や注意がないのは、周囲が面倒を避けたいと考えているからかもしれない。彼らはそのことに気づかず、結果として周囲から疎まれる存在になっていることに気づいていない。
第三に、不快な音を出さない中高年男性は、見た目や行動にも教養や配慮が感じられることが多い。不快感を与えないことは社会人として重要なスキルであり、印象が悪いと業績が相殺されてしまうこともある。
また、多くの女性は、静かで優しい口調の男性に好感を抱きやすいという。大声で話したり、粗暴な行動をする男性はあまり好まれない。不快な音を出す男性が話す内容は、しばしば自分本位で、しばしば質問に対して的を射た答えができないことが多い。巧妙な論点ずらしではなく、質問の芯が見えないからである。
結論として、不快な音をやたらと出す中高年男性は、①他者を見下し、②共感力や想像力がなく、③話の内容が浅く狭く貧弱で時代遅れの傾向があると感じる。
このような男性に対しては、適当に話を聞いているふりをし、距離を置くことが最善である。若者にとって良いアドバイスになるかと思うが、もちろん自己責任でお願いする。
以上。
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