売られた喧嘩は買わねばならぬ。但し、買い方に工夫が必要。

売られた喧嘩を必ず買おう。その目的は、同じ相手が二度と喧嘩を売ってこないようにする事。

ここでいう売られた喧嘩とは、犯罪者の行う恐喝などの違法行為は含まない。あくまで、普通の人が普通の日常生活のなかで普通に経験する、これからも顔を合わせる同僚や知人からの侮りの発露の事である。

同僚や知人からの侮りの発露は我慢してはいけない。なぜか。それはあなたが多大なストレスを抱え込むことになって、あなただけが心身にダメージを受けるからだ。

同僚や知人からあなたに向けられた侮りは、なんらかの方法で対処しなくてはならない。この、対処する事が、喧嘩を買うという意味である。

目的はあくまで、侮りの発露を止める事。相手を口論で言い負かしたり、ましてや傷つける事ではない。

相手が二度と侮りの感情をあなたに向けないように、相手の思考や行動を変えさえすれば十分だ。この、相手の思考や行動を変えさせる…というところに工夫が必要になる場合が多い。

極端だが分かりやすいケースを考えよう。

職場で同じチームの同僚が、自分の業務を日常的にあなたに押し付けているとする。

その同僚の侮りある行動に嫌気さして、あるいはそれを見て見ぬふりをする上長に愛想が尽きて、あなたが職場を去るのもひとつの選択肢ではある。

仕事や職場への愛着や報酬などを勘案して、あなたがそれで良いなら、それは立派なひとつの選択肢である。

しかし、あなたが報酬は愛着が理由で職場を去りたくないなら、あなたのかわりに、問題の同僚が職場を去るようにしてはどうだろう。

あなたが職場のかなりレベルのたかい上司と知り合いで、その人に事情を説明すれば、問題の同僚の異動をしてくれる…というドラマみたいな事もあるかもしれないが、ここではそういうドラマみたいな事は考えない。

そこで、それほど困難ではなく、現実味のある展開と、それが可能となる実行可能な方法を考えるのが生産的だ。

To Be Continued!

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