心エコー(Wikipedia『心エコー』の頁を開く)を独学再学習する際、何を求めて検査するかを具体的に学べる良書を『理屈コネ太郎』が紹介する。
当サイト内『学びの提案』(←を開く)で述べたが、”理解する”の前段階には”慣れる”事が必須だ。慣れて慣れてその先に理解が自然が待っている。そんな感じ。
更に、独学再学習には、結論から先に学ぶ逆順学習法が有効な事もある。
そこで、呼吸器・消化器などの医師が心エコー・循環器診療をもう一度独学でやり直そう(当サイト内当該頁を開く)と思ったときに、心臓の解剖やエコーの基礎からやり始めずに、いきなり心エコー検査報告書から始めてみてはどんなもんだろうか。
循環器非専門いには現場で心エコーに慣れる機会はそうはない。
だから、DVDや書籍で代替的に慣れる方法を採用するしかない。しかも余暇を使ってだ。そうなると、基礎からやり直していては時間が足りなくなってしまう。
と、そんな事を考えて書店やアマゾンを徘徊していたら見つけたのがこの本。戸出・岡庭編『心エコーレポート実例集50』
本書は疾患ごとに心エコー検査レポートが掲載されていて、心エコー上でどのような所見を認めれば当該疾病の可能性が高いかを教えてくれる。
病態生理や整理学、解剖学はその後の段階でやってしまおう。繰り返すが、学生時代とは逆順も学習法だ。
なんかいい感じである。