高給であっても、歩合制+日払いの仕事は避けよう。その理由について、ファイナンスで修士を持つ『理屈コネ太郎』が解説する。
回避すべき理由は2つ。ひとつは収入の不安定さ。2つ目はお金の知識(ファイナンスリテラシーなんて言葉で最近は呼ばれるやつ)が育たないこと。
歩合制ってことは、もの凄く稼げてウハウハのときもあれば、まったく稼げないで所得ゼロのときもある。要は収入が一定しないという事だ。
完全歩合制の職場に出かけて、顧客がつかず収入ゼロって事ほど人の気を病ませることはない。お客ゼロの破壊力は、風俗で働いた事がある人なら骨身に沁みて知っているいる事だろう。
一方、歩合制ゆえにその日の収入がウハウハの時もあるだろう。人間はこういう時は、明日もウハウハになる事を無自覚に期待する。
故に、気が大きくなって今日の収入を大した意味のない対象に浪費してしまう。「あしたまた稼げばいいや」と自分に言い訳をして。
「あしたまた稼げばいいや」はヤバイ発想だ。この考え方にお金の正しい知識は根付かない。
翌日に体調が良い保障は何処にもない、ましてや顧客が仕事を持ってくる保障もない。
そのような状況になってから昨日の収入の何割かを貯金していれば良かったと後悔してももはや手遅れ。いや、後悔すれば改善の余地はあるかも。
このような状況でもポジティブ風に「今度また稼げばいいや」って発想するようだと本当にヤバイ。
歩合制+日払い制の魅力は、うまくハマレば高額な金額を1日で手にいれられる点だ。
言い換えると、歩合制+日払いとは、勝つと儲かる賭け事なのだ。出勤日がアタリかハズレかに自分の時間を賭ける”賭け”なのだ。(ここに指名料とかが絡んでくるとかなりハナシはややこしい。なのでここでは割愛する)
しかしこれは恐ろしい悪魔の囁きをはらんでいる。そう、「また明日稼げばいいや…」という囁きだ。今日はダメでも明日はきっと…。
今日の賭けの負けを明日の賭けで取り戻そうとゆう発想。でも勝てる保証は明日もない。
これではお金の知識が根付く素地が育たない。
お金の知識の根幹は、有限な収入を如何に活用するか…すなわちヤリクリ(この点については当site内『稼ぎ力よりヤリクリ能力の方が重要』に詳しいので”ココ”をクリックして)なのに、その収入が賭けに依存して不安定では、有効活用の手段の選定すらままならない。(この不安定さを前提としたお金の知識もあるのだが、確率論とかややこしいハナシなので、ここでは割愛する)
こういう不安定な収入状態で、一定程度の生活レベルを維持しつつ、将来に向けての貯金や投資をすることは、相当にお金の知識を持った達人でなくては困難だ。
普段は給料定額の仕事に着き、それとは別に力試しのつもりで完全歩合+日払いの仕事を経験するのも悪くないと思う。もしそれが可能ならそうした方がいい。
完全歩合+日払いは、お金の知識が育たなくなるので、それ一本で生計をたてようとするのはやめたほうが無難だ。
まとめよう。歩合+日払いの仕事は高給案件であっても回避した方がいい。その理由は、歩合は賭け毎なので収入が安定しない。そして、その不安定さゆえにお金の知識が根付きにくい。
ご理解いただけただろうか。
今回は以上。
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