日本は法治国家である。だから、法律を知る事は、人生をスムースを生きるうえで意味ある戦術だ。
法によって守られるのは、法を守る者だけだから。
法と闘っても誰も勝てない。
とはいえ現実世界では、法律を尊守する事は誠に馬鹿げた場面もある。
たとえば、100歳の高齢者と現役WRCドライバーが同じ道路を運転する場合、同じ制限速度を適用するのは少し馬鹿げている。
100歳のドライバーにとって制限速度ですら十分に危険だ。
あるいはWRCドライバーに制限速度を守らせるのは不経済かもしれない。
しかし、それでも、走ろうとする道には定められた制限速度がある事を運転者は知っていなくてはならない。
たとえその法が現実社会にフィットしなくても、法は存在してしまっているのだ。
別のたとえ話。
超美人(イケメン)だからといって複数のお金持男性(お金持ちマダム)と同時に結婚する事は許されていない。
逆に、どんなに財力のある男性(女性)も扶養力があるからといって同時に複数の女性(男性)を娶る事は許されていない。
モテる人達同士が互いに複数の異性と結婚して沢山子供をつくれば人口だって増えるかもしれないのに、それは法が許さない。
一夫一婦制の根拠のひとつと巷間いわれるインセストタブーの問題は、既に科学的に十分に回避可能なのに重婚は許されない。
秀麗な人もそうじゃない人も、お金持ちもそうじゃない人も、日本国の法で許される配偶者はたった1人きりである。
それが法なのだ。
能力の高低も、容姿の美醜も、知能の高低も、氏素性も、収入の高低も、法が定める配偶者の数にはなんにも関係ない。
法は徹底的に個人間の能力差や氏素性を無視する。(所得税みたいな場合もある)
法というのはそういうものだ。日本人として日本国内にいる限り、日本の法に拘束され、そして守られる。
それこそ法治国家。我々の日本だ。外見や経済力、氏素性などで適応される法律が変わったら困る。
そして法は「知りませんでした」という事を理由に許してくれたりはしない。法を知らないのは、周知しない行政が悪いのではなく知らない民が悪いのである。
この点も法律の恐ろしいところである。
ひとつ『理屈コネ太郎』の知人のケースを紹介したい。特定をさけるため、ハナシは情報をかなり省いている。
あるとき1人の若者が新規ビジネスを思いついた。彼はそのアイデアはとうの昔に法で禁止されていることを知らぬまま事業を開始した。
事業開始後に役所から連絡が来て、彼の事業が法に抵触する旨を告げられ即時の営業停止と廃業を求められた。
彼は仕方なく廃業した。彼は事業開始のために数百万の自己資金を投資したが、その回収は不可能になった。
もし彼が事業を継続していたら、当局による取り締まり対象となり、おそらく罰金も支払うハメになっただろう。
役所からの初回の警告後に即廃業したので、悪意なしとの判断で御咎めなしになった。しかし、失った数百万円の現金は戻らない。
彼が事前に法を調べたり、然るべき役所に事業の合法性を質問しに言っていたとしたら、彼は数約万円をロスする事はなかった。
もちろん私達は法の専門家ではない。法律の勉強ばかりしてる時間などない。しかし、法の制約を生活の隅々まで受けている。同時に法による安全を無自覚に享受している。
だから、自分の生活や仕事に必要な法律知識は自分の力で見つけて勉強するしかない。
こうした考えもあって、『理屈コネ太郎』は自分なりの方法(当サイト内『学び方の提案』の頁を開く)で独学に勤しんでいる。
普通の社会人には「あなたの生活にはこういう法律知識が必要だから勉強しなさい」なんて指導してくれる親切な指導者は存在しない。
何を勉強するかを自分でみつけるところかは始めなくてはならないのだ。
なんともシンドイ世の中だ。しかし、法を知らねばならない。なぜなら、こうした法治の社会だからこそ、実は個人の自由が担保され、能力と努力が成果として結実するのだから。
この点こそが法治国家の素晴らしいところ。だから、法律は常に意識して行動しよう。
ってそういうオハナシでした。
今回は以上。
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