どんな人も自分の仕事が苦痛になるときがある。そんな経験ない‥なんて人は、キャリアが浅いか、たまたま幸運が続いているだけだろう。
これまで仕事が辛いことなんてなかった、そんな人にだって、必ず仕事に苦しいときが必ず来る。
その人にその職業に対する優れた適性があったとしても、働く人は必ず、仕事の意味、業務内容との相性、取引相手や同僚や上司との人間関係に疑問を抱く。
「私は何故こんな人達を相手にしなくてはならないのか?」みたいな疑問を抱き、此処ではないどこかにもっとよい職場があるかも知れないなどと考えて溜息をついたりする。
社会に属さなくては生活できないが、その社会のどこにも自分の居場所があるとは思えず、絶望感すら抱くとき。
そんな時は本当に辛い。
次から次へと怒りに似た感情やそれを想起させる記憶が奔流のように押し寄せて来たり、あるいは世界が灰色で自分自身の存在すら実感できなかったり。
こうした気持ちになることは、冒頭述べたように誰にでもあることなのだけど、その時の対応の仕方で、以降の人生に良いも悪いも小さくない影響が残る。
仕事で辛いとき、本当に仕事が辛いときは、一定期間仕事から離れるしかない。
仕事が辛さの本当の原因なら、その原因を遠ざけるしかないのが実際のところだ。
休職している間に考えるべき事は多くない。
①同じ職場に戻った時に、どのようなこれまでとは違う行動をすれば巧くやっていけるかを考える。
②職場で何故にそれほど辛かったのかを考える。その辛さの原因を言語化できたら職場の上司に相談したら対応してくれるかもしれない。
③別の生活手段を考える。
人間には個々に気質や性格があり、それが職場にマッチするとか限らない。かりにマッチしても辛いのだ。
人間は生活のために働かなくてはならない場合が殆どだが、辛くて堪らない想いを我慢する必要はない。
自分も進歩の努力をしつつ、より自分にマッチする職場を探したほうが、全ての関係者がWin Winだと思う。
今回は以上。
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