電動アシスト付マウンテンバイク(e-MTB)始めました

電動アシスト付マウンテンバイク(以下e-MTB)を始めました。

たまたま手元にあったサイクルスタンドに掛けてみたけど、バッテリーとモーターで想いので、スタンドが苦しそうだった。

e-MTBは、自転車というよりも、ほぼ新種のモーターサイクルに近い…というのが購入後100kmくらい乗った『理屈コネ太郎』の印象。

すっごいラクちんで、使い方によってはメチャクチャ愉しい乗り物である。

e-MTBは自転車を漕ぐというより、アシストのスイッチを入れる行為としてペダリングが位置づけされている。

自転車のカタチしてるけど実質的には自動二輪?的な、警察的には、非常にビミョーな乗物な感じがする。

だから、いまe-MTBに乗っている人達の振る舞いが傍若無人で人身事故などが多発したた、本気で警察が取り締まり出すかもしれない。

行政と司法がその気になったら、免許制度をつくって課税して取り締まり強化するのは簡単だと思う。

特に今(2021年5月10日記載)はマスコミがコロナ関連に夢中なので、その陰にかくれてチョロっと審議して法案を通しちゃいかねないのが日本の政治だ。

それがチョッピリ心配な『理屈コネ太郎』。

e-MTBの運転操作だが、右手と左手はブレーキとハンドル操作のみ。欧州製のe-MTBはブレーキの前後が左右逆なので要注意。

既述したようにアシストを発動させる操作はペダルを漕ぐこと。乗り手がペダルを漕がないとアシストされない。ここがペダル付原付、mopedと違うところ。

それと、車体の重量もMopedとe-MTBの大きく違うところ。勿論、e-MTBの方が圧倒的に軽い。

そお、e-MTBはmopedに極めて近いのだが、前後の長いサスストロークと大きなタイヤ、軽量さがオフロードモーターサイクルに近い走破性を実現してくれる。

やはり、最大のメリットは軽さと動力のバランスだ。

モーターサイクルでは100㎏を切る車体はなかなか見当たらないがe-MTBではバッテリー込でも30㎏を切るので、コカしても簡単に起こせるし、なんなら担げる。だから、未知の旧道や林道にも入っていける。

モーターは多少の駆動音は聞こえるが、エンジン音のような爆発音は出ないので、周囲のヒンシュクを買う事もない。

この軽量ゆえに、前後のタイヤを外せば小さなクルマに積んで運ぶことが出来る。これは嬉しい機能だ。

プジョー208にもGRヤリスにも積むことが出来るので、ドライブや走りに行った先の山奥の峠とか、海岸とかで手軽な移動手段として使えるのも嬉しい。

e-MTBに乗った印象は、とにかく疲れない。すっごいラクちん。フラットな路面なら登りもグイグイ行けるし、下りはダウンヒルを愉しめちゃう。

勿論、本物のダウンヒルバイクには色々な意味で敵わない。

なんといっても重ったいバッテリーが積まれているのだから敏捷性が落ちるし、強力な電動アシストのせいで駆動系、特にチェーンにかかる負荷は大きく、チェーンが切れる事もあるらしい。

それから、ときに唐突にアシストがつくので、不慣れなうちは少し加速に違和感を感じるかも。

そんなこんなで、各国ではe-BIKEのアシスト量とアシストカットオフ速度が法律で決められている。

本邦では、24㎞/hまでは電動アシストを得られる。10㎞/hまでは踏力に2倍を上限とするアシストがが得られ、10㎞/hを超えると緩やかにアシスト量は低下して24㎞/hでアシストはカットオフされる。

他の国では本邦とは異なる内容でe-MTBを規制している。

『理屈コネ太郎』は人がいない時間や場所を選んで、傾斜の緩い階段を駆け下りたりしている。

で、別ルートの上り坂を上って階段の上に到達するまでがeMTBの真骨頂だ。とにかくラクちん。

スロープや車道で坂の上まで上がって、そこから歩行者用の階段を降りるのだ。単純な行為なのだが、なかなか味わい深い刺激を身体に与えてくれる。

ホイールが大きいので小回りには慣れが必要だが、段差には強い。前後のサスペンションが良い仕事することもあって、殆ど恐怖を感じずに降り切る事ができる。

私はもともとライダーなので、モーターサイクルで見知らぬ街を走るのが好きだ。しかし、住居から見知らぬ街までの移動が、モーターサイクルでは苦痛なのだ。

長距離移動がラクな大型バイクでは、行った先でチョイ乗りするのにシンドイ。

行った先でチョイ乗りするのにラクなバイクではそこまで行くのがシンドイ。

トランポを一台手当して、バイクを積んで長距離移動する事も考えたが、なんと最大の障害はトランポの駐車スペースの確保が物理的(経済的にも)に自宅近隣では不可能に近い事だった。

それに、トランポの運転自体は大して楽しい行為ではないし。

最近、偶然にe-MTBの存在を知った。まだ市場に出て歴史が浅いので過渡期の乗物であるが、私としては現状で性能は十分。

電動のモーターサイクルも検討したが、あれはクリアする法規や税金、重量がそれなりに重いので断念した。

すでにGRヤリスとプジョー208に積載できる事は確認した。あとは、積み下ろしの練習を何度かやればいつでも出発可能。

これで長年夢見た、移動も楽しむ、移動した先でも楽しむっていう、Motor in Motor という2重の愉しみ方が出来そう。

昔っから、クルマやバイクで見知らぬ山道を走るとき、ふと目にするトンネル脇の旧道とか、林道の入り口とかに入ってみたいと思っていた。

皆さんにも似た様な経験があるに違いない。

しかしクルマでは大きいし、バイクではUターンできなかったり足場の悪い場所で転倒したら…って考えるとなかなか入ってはいけなかった。

ホームグラウンドではないアウェイでは助けも呼べない。

しかし、これからは、そうした場所にe-MTBで入っていけそうだ。

この年齢にして新しい愉しみを見つけ出してしまいそうで、なんだか怖い。

今回は以上。

後記:このeMTBは理屈コネ太郎には完全なオーバースペックであり、車輪やフレームの大きさなどで、現有のクルマに積載することもなかなか困難な事に加え、ディレイラーへの繊細で丁寧な扱いが必要な事もあり、2024年12月に知人に譲渡いたしました。

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